大切なデータはどう守る?

Q:今では経営の要である各種データはITなしでは成り立ちません。しかし、災害からどう守るか?最近、ものすごく気になっています。

A:おすすめはASP(※1)SaaS(※2)でデータを預かるデータセンターです。会社の大切なデータを社外に預けることを不安視する声もありま すが、実際は逆です。災害対策一つとっても、自社で十分な備えをするには膨大な費用がかかります。さらに各種立地条件を満たした場所に建設されたデータセンターは、地震や災害、火災、停電を想定した対策を施しています。

例えばセキュリティ対策。大切なデータを預かるため、データセンターへの立ち入りには厳重なチェックや監視がなされていて、サーバエリアには通常は 入室できません。これを自社で行うとなると、ここまで厳重な監視は非常に難しいでしょう。また、ハードウェア劣化監視や障害復旧などの損害対策について も、データセンターは万全です。

ネットワーク環境についても少し考えてみましょう。自社のサーバにデータを置いた場合、各支社からもシステムを活用するためにセキュリティなどにも 配慮しなければなりません。ネットワークの構築は費用もお金もかかり、整備するにはスキルを持った担当者が必要です。その辺りを考慮すると、本社のサーバ にデータを置かず、クラウドにしたらという考えも浮かんできます。

また、現在のデータセンターはデータを預けるという機能だけではありません。さまざまな業務への対応が広がっていることも注目です。従来のASP・ SaaSは多くが電子メールなど、フロントオフィス系のアプリケーションでした。ところが最近では会計・給与・販売管理のアプリケーションなどが充実し、 多くの業務がASP・SaaSでもカバーできるようになってきたのです。今やASP・SaaSは企業の各種ニーズに応えられるものになりました。

以上の環境・機能は、本社・各支社間での情報共有を考えている企業にとっては大きな選択の条件になるのではないでしょうか。インターネットに接続で きる環境であれば、クラウド上のデータセンターを使って情報を共有できます。ASP・SaaSの充実に加え、クラウド環境を合わせれば、社外へデータを預 けることへのメリットはかなり高いといえます。

※1)ASP=業務アプリケーション・ソフトウェアをはじめとする、各種システム機能をネットワーク経由で提供するサービス

※2)SaaS=必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア