融資の際、銀行が行う「格付け」とは?

格付けは「定量的評価」と「定性的評価」の2種類の評価で行われているといわれています。定量的評価とは決算の分析結果をもとに下す評価を指します。定性 的評価とは、経営者の姿勢など数値化できない評価。市場動向、市場規模、競合状態、業歴、経営者・経営方針、株主、従業員のモラル、経営基盤、競争力、 シェア、経営者の個人資産力などからの評価になります。
では、銀行は決算書のどこを見るのでしょう?
簡単にいうと、貸借対照表で最も重要なのは純資産、損益計算書では営業利益と経常利益を重要視しています。

貸借対照表でチェックされるポイントは、主に次の通りです。

● 純資産(自己資本)の金額と比率
● 流動資産・当座資産と流動負債のバランス
● 固定資産と固定負債・自己資本とのバランス
● 有利子負債を何年で返済できるのか(営業損益+減価償却の額で5年以内)
● 資産計上されているもので不良資産がないか
● 土地・有価証券などで、含み損失が大きくなっているものはないか
● 前期の決算書と比較して、大きく増減している科目はないか。ある場合その理由

損益計算書でのチェックポイントは以下の通りです。

● 前期の決算書と比較して、売上高の増減はどうか。増減の原因はどこにあるか
● 前期と比較して「営業利益」「経常利益」「売上高総利益率」「売上高営業利益率」「売上高経常利益率」の増減とその原因
● 販売費・一般管理費、製造原価等のコストのアップダウン状況はどうか。コスト削減の努力が見られるか。