クラウドファンディングで 調達した資金
金融機関から融資を受けるのがむずかしい場合でも、クラウドファンディングで資金集めに成功した事例があります。
クラウドファンディングとは、事業を起こしたい、夢を叶えたいなど、何らかの実現したいことがある人(起案者)がインターネットを通じてそれに必要な資金の提供を呼びかけ、その思いや事業内容などに賛同した人(支援者)が資金を提供するという資金調達システムです。
多くのクラウドファンディングでは、資金提供は無償ではなく、起案者が何らかのリターンを用意してそれを購入する形で行われています。たとえば、新型コロナウイルスの感染拡大、さらに外出自粛要請によって打撃を受けた飲食店を支援するクラウドファンディングでは、3,000円や1万円程度の資金提供の代わりに、リターンとして指定の飲食店で利用できる食事カードを受け取ることができました。
クラウドファンディングには、大きく分けて『非投資型』と『投資型』の二つがあり、非投資型には『寄付型』『購入型』、投資型には『融資型』『株式型』などがあります。
【寄付型】 リターンがないクラウドファンディング。支援者は金銭提供のみ。
【購入型】 起案者が何らかのリターンを用意し、支援者はそれを購入する形で資金提供を行うクラウドファンディング。
【融資型】 起案者が、資産運用したい個人投資家など(支援者)から融資を受け、支援者はリターンとして利息を得るクラウドファンディング。
【株式型】 リターンが商品やサービスではなく配当のクラウドファンディング。